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【応用情報技術者】XBRLとは何か

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●XBRLとは
財務データを作る時に使う書式ルール。XMLを基に作られた。

出題された回(平成29年度春期以降)
令和4年度春期

XBRLの説明

XBRLは「eXtensible Business Reporting Language」の略で、
XMLをベースに作られた、財務データを作る時に使う書式です。
英語を直訳すると、「拡大された事業書類の為の言語」です。

XMLとは

XMLとは、テキストベースでデータを記述する方式です。

XML形式は標準化されたフォーマットとして広く使われているので、異なる国や会社が作成したシステム同士でもXML形式のファイルを使えばお互いにデータの交換が可能になります。

XMLでは下のようにデータの構造を記述します。

<?xml version=”1.0″ encoding=”Shift_JIS”?>
<?xml-stylesheet type=”text/xsl” href=”testxsl.xsl”?>

<成績表>
<3年>
<1組>
<得点>
<出席番号>001</出席番号>
<英語>78</英語>
<数学>60</数学>
<国語>93</国語>
</得点>
<得点>
<出席番号>002</出席番号>
<英語>50</英語>
<数学>67</数学>
<国語>80</国語>
</得点>
</1組>
</3年>
</成績表>

XBRLとは

XBRLとは、財務データのための標準化フォーマットで、XML形式をベースに作られています。

XBRL形式は多くの国や企業で採用されており、財務情報データの作成や送信で広く使われています。なので、色々なシステムで取り扱いが可能で、システム間のデータのやり取りも容易に出来るようになっています。

広く使われている形式なので、情報の収集や分析も迅速に行うことが可能になり、また、情報を読み間違えることも無くなるので正確さも確保出来ます。

過去問

応用情報技術者 午前試験
令和4年度春期問71

XBRLで主要な取扱いの対象とされている情報はどれか。

ア 医療機関のカルテ情報    イ 企業の顧客情報
ウ 企業の財務情報       エ 自治体の住民情報

正解と解説

正解は”ウ”
XBRLでは財務情報の書式ルールなので、”ウ”が正解です。